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<<   作成日時 : 2010/12/15 11:00   >>

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プラテーロとぼく





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ふゆ。クリスマス前の、いちねんでいちばんわくわくする、あったかなきせつ。

たくさんたくさんのメイルやおたよりをいただいているのに、ぜんっぜんご返事できてなくってごめんなさい!

またゆっくりゆっくりご返事いたしますね。



うみべのmariaco marinaは奇跡のようにうれしい、あたたかい、すてきなことが日々たくさん起きながら(またそのおはなしもゆっくり!!)、でも、のんきにゆるく、あまく、いつもどおりにきせつが流れています。あおいそら。きのうは、とてもとてもとおくまで、うみのむこうが見晴らせました。このむこうに、泉佐野や泉大津、和歌山のおともだち、おきゃくさま、そして、こっちのほうこうには姫路や四国のなかよしさんが、げんきにいてはるんだ、とおもうと、晴れた日のうみべはほんとうにうれしい。和歌山や姫路、広島、福岡、東京や仙台だけじゃなく、もっともっとむこうのフランスとかNYにも、このそらとうみは続いているのだなぁ、とおもいます。うみべの風景はいつもとても感動的です。



ふゆのうみだけじゃなく、ふゆの夜空・星空も空気がつめたく澄んで、綺麗なんですってね。

わたしは理科?地学とか苦手でよくわかんないんだけど、10歳になったばかりのおにいちゃんは星のはなしとか宇宙のはなしが大好きです。そうそう、クリスマスプレゼントには、HAレイの書いた星空のおはなしの絵本をもらいました。(おにいちゃんから、わたし&ちびしろちゃんがもらったの)

10歳くんは、いま本に夢中です。

いぜんから、本・図書館・ジュンク堂(彼には、本屋=ジュンク堂!です。休日どこに行きたい?ときくと、かならず、ジュンク堂!といわれる)大大好きだったけど、さいきん、わたしの薦めでエーリッヒ・ケストナーにはまってからは、本、というか、小説、物語にはまりまくっています。目が悪くなるくらい、いちにちじゅう、本を読んでいる。

エーリッヒ・ケストナーの『飛ぶ教室』という小説は、わたしじしんがこどものころ、1番か2番目に好きだったおはなしです。

男の子ばかりが登場人物で、ドイツ?の寄宿学校が舞台。男子校でのおはなしなのだけど、憧れというか、あぁ、いいなぁ男子ってこうなんだ!!男気っていいなぁ!!女のことぜんっぜん違う!!とわたしは感激したのです。

こどものころ、すごくクールで醒めてて、みょうにおとなびていた(すれてた?)わたしは、女子同士の友情なんてものがめっぽう苦手だった。女子同士、2人か3人連れ立ってトイレに行ったりするのが、すごく嫌で、ばかばかしくって、どうして手を繋いで歩くんだ、バカ!とかおもってた。あと、すごく苦手だったのが、仲良し同士だと、勝手にひとの筆箱なんかを開けて勝手にペンとか消しゴムなんかを使うこと。嫌がると「親友なのに!???」なんてびっくりされて、こっちがびっくりしちゃうぜ、あほ!とおもってた。なんで、勝手にひとの私物を使うことが仲良しの象徴になるんだよ、こいつら、全員アホちゃうか!!と、まじで、ひとり憤ってた小学生だったのです、わたしは。

だから、ものすごく仁義に厚くて、義理とか友情とか男気、ひとのこころの奥のふかいところを黙ってあたためるような『飛ぶ教室』には感激した。

だからね、本といえば、メカニックなマニアックな本ばかり好きだった長男(おにいちゃん)には、ぜひ、『飛ぶ教室』を読んでほしくって、何度か薦めた。何度か、というのは、いちどで夢中になってくれたわけではなくって、何度か言われて、そうか〜?ほんまかぁ〜?と再読するうちに、そのおもしろさ、というか、わたしが惚れたまったく同じ男気、男前な友情に、おにいちゃんもはまっていったみたい。うれしい。

いまは、彼は本に夢中です。つねにケストナーの岩波少年文庫を2,3冊持ち歩いている。学校へ行くときも、サッカーに行くときも。読まなくっても、つねに持っている、というのがいいらしい。そのきもちはすごくよくわかる。

おにいちゃん。いまの小学校のクラス(の担任先生と)あわないんだけど、でも、クラスで『飛ぶ教室』よろしく、男気を貫いている。凛々しいタイプではないのだけど、じつは男前。男同士の友情がものすごくものすごくものすごく、彼には大事。

パパが「好きな女子はいないのか?」とか訊くと、『女子はチクリだから、嫌いだ』と言う。そうだ!そうだ!ともだちのことを担任教師に告げ口するようなチクリは無視していいぜ!トイレに連れ立ってゆくようなやつらとともだちにはなれないぜ!

10歳。龍太郎。いいふうに育っている、とおもいます。つねに担任先生には呼び出され、注意され(なんせ、相性最悪なんで・・^^;)、調子に乗ってはおバカをするし、声がでかくって目立つし、ヴィッセル神戸の応援歌は部屋にべたべた貼ってるし、こまったやつだけど、さいこうにええやつや。いいふうに、ほんとにいいにんげんに育っている、とおもう。ありがとうね、おにいちゃん。



『ママはこどものころ、どんな本が好きだった?』と、いまや、ケストナー博士になったおにいちゃんに訊ねられて。

う〜ん、そうだなぁ、やっぱり、jrヒメネスさんの『プラテーロと僕』かなぁ。



我が家の傷だらけのゴムのロバ君(商品名ロディ)は、プラテーロというお名前なのです、わたしにとって、ろばくんは、みんなプラテーロ。それくらい大好きだったご本。

詩的で、、というか、もうぜんたいがうつくしい、すばらしい文章で、一語一句、なにも過不足のない、うつくしいご本。jrヒメネスはアンダルシアの詩人ですが、ほんとうに繊細でうつくしい。スペインのような情熱的で熱くって、おバカな(失礼!)国に生まれる、このうえない静寂と沈黙のものがたりは、胸がいっぱいになってしまうほど、うつくしい。

やはりスペインの映画「みつばちのささやき」を思い出す、静寂と沈黙の『プラテーロと僕』です。



ざんねんなことに、なさけない、かなしいことに大好きな『プラテーロと僕』も、『ミツバチのささやき』も絶版廃盤になってしまっているそう。どうして、こんなにすばらしい、このえうなく、うつくしいものがたりや映画が絶版になってしまうのか???ほんっまにアホかおまえ!とどつきたくなりますが。

いつか、どこかでご本を探して見つけて、おにいちゃんには『プラテーロと僕』も、『ミツバチのささやき』も読んでほしい、見てほしいなぁ、とおもいます。なにが綺麗か、なにがうつくしいか、まだまだ感じられる余白がいっぱいいっぱいある10代のうちに。



クールで醒めてて、大人びていたこどもだったわたしは、いつのまにか、大人っぽくない、喧嘩っ早い、怒りんぼの単純バカになってしまいました。笑

いま、トイレに連れ立ってゆこう、って言われても、そんなにいやがらずに一緒に行ける、とおもう。ま〜アホか、おまえ!くらい言いそうだけど。笑、女子のせかいも、男気のせかいも、ドイツもアンダルシアも、日本も、ぜんぶすきだ、とおもえる。

だって。せかいって、ほんとになんてうつくしいんだ、とおもえるから。

角度によっては。見方によっては、せかいなんて耐え難い、泥と罵声とずるだらけの場所のようにもおもえるけれども。

ちょっとアングルをかえれば、ほんとうにせかいは奇跡に満ちて、うつくしい。だってね、生きてる、ということじたいがほんとうにしんじられないくらい、せかいじゅうを抱きしめたいくらい、奇跡で、うれしくて、たのしい。



うみべのあおいそらとうみは、アンダルシアにも『ミツバチのささやき』の、ビスケットいろの乾いた街にもつながっているのだ、とおもいます。もちろん、ケストナーの描く雪と友情と誠実の街にも。この神戸のちいさなうみべはつながっている。

それが、奇跡的なうれしいことにおもえます。



うみべのmariaco marinaの、あおいそらとうみ。いつもメイルやおたよりのご返事は遅くなっちゃうけど、ずっとずっとむこうの街のともだちやなかよしや、こどもたちや、ロバ君たちにもつながっているのね。

冒頭のお写真(絵)は、プラテーロが再販されたら、ぜひ、挿絵を描いてほしい酒井駒子さん。
大好きな画家さんです。





あそびにきてね。まってるね。

あったかいホットチョコレートを飲みながら。林檎と洋梨のお茶を飲みながら。

好きなご本のおはなしをしましょう。あおいうみべで待ってるね。

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